初詣とパン

 そろそろ空いているはずと、妻と二人で王子神社に初詣。まさに苦しい時の神頼みです。帰途、ベーカリー明治堂(MEIJIDO・創業明治22年)でバタールなどを買う。ここは、トラディショナルなパン(という表現で褒めている人がいた)と実験的なパンの両方が楽しめます(今もあるのかぺったんこあんパン)。変わったパンも楽しいですが、フランスパン系にとどめを刺します。皮がカリッとしてて、中がふんわりなのね。波刃になったパン切りナイフ(ウェンガーがお薦め)を使ってスライスして、食す。ここのフランスパンに優るフランスパンはありませんとか断言したりして、少なくともぼくの舌とベストマッチ。必然的にパン・ドゥ・ミも美味。王子に住んでいた頃はよく買いました。ネットで調べるとクロワッサンも評判が高い。長らく隠れた名店だったのですが、今ではたまにテレビや雑誌にも登場します。地元の人に言わせると「昔は普通のパン屋だった」そうなんですが、四代目(フランス留学したらしい)から、「ウマ〜〜ッ」な店になったんですかね? ぼくが王子を離れるちょっと前に改装し、ああいうちょいオシャレ(外観も今風で、店内にはさりげにブラッサイ?のポスターとかパリの写真が飾ってある)なお店になりました。 
 今住んでいるところにも何軒か自家焼きパンの店があります。ベストはMEIJIDOだけど、他はワリと普通だけど何故だかエピが美味い霜降橋商店街の「Jam」、胡桃パンなら田端銀座の「パンハウス麦畑」という感じで自転車圏内に美味しいパンがあるというのは幸せです。