ニュルンベルグのマイスタージンガー前奏曲

 今日も今日とて、グレン・グールドをとっかえひっかえ。まずは「グレン・グールド アット・ザ・シネマ」。映画「スローターハウス5」で使われたバッハのピアノ協奏曲などを集めた盤。ヴォネガットの原作も読むとさめざめと泣いてしまう。映画もいい映画でした。作中の連合軍によるドレスデン無差別爆撃はヴォネガットの実体験だそうです。連合軍=アメリカ軍は何故、大戦末期に、ドレスデン、広島、長崎、東京、大阪と都市への無差別絨毯爆撃を行ったのでしょうか? 完全にオーバーキルです。東京大空襲の司令官であり、10万人以上を焼き殺したルーメイ将軍には後に「自衛隊の創設に尽力した」として佐藤栄作首相から勲一等旭日大授章が贈られています。

 続いて「新ウィーン楽派ピアノ曲」をさらっと聴き、「ピアノ版ワーグナー・コンサート」を繰り返し聴く。一曲目は「ニュルンベルグマイスタージンガー前奏曲」。幸か不幸か、ブギーポップは出てきません。ぼくの一番美しい時期はとうの昔に過ぎ去っていますから…。

 ついさっきまでベネズエラのクーデタを扱ったドキュメンタリーを見てたんですが、これがすごかった。