仕事も泥沼

 正月ボケで、というか休みが入るとその後10日くらいエンジンがかからない。でも仕事の〆切はいつものようにヒタヒタと。
 16日の日記「景気はちっとも良くなってません」を読まれて、ご自分の日記に「悲しい気持ちになった」と書かれた方がいらっしゃいました。それを読んで、ぼくもまた悲しくなりました。でも悲しいと言ってくれる気持ちが仄かに暖かい。
 二年程前、友人に地方都市の惨状を聞いて驚いたのを憶えています。駅周辺の商店がバタバタと閉店し、ビルに空室が増え、新しく入るのはサラ金の大手ばかりという話。それが、地方都市だけの話じゃなくなって来ているのを実感します。ぼくのご近所の商店街では櫛の歯が抜けるように断続的に閉店が続く。よく、営業努力が足らないからだとか、聞いた風なことを抜かす方もおられるわけですが、今時、生き残りのために努力してない商店なんてないですよ。何年か前、お総菜屋、味噌屋、鶏肉屋、八百屋の四軒がテレビに出ました。今残っているのは鶏肉屋と八百屋だけです。あの不思議に美味しい芋の煮っ転がしはもう食べられません。
 駅前の方でも新陳代謝が激しいです。不思議なことに空いた店を埋めるのはコンビニ、百均、美容院、ドラッグストアです。もう、この近所は美容院とドラッグストアの激戦区になっています。こんなに集中してどうするんだろうか?
 腹が立って仕方ないのはみずほ銀行の支店が「統廃合」されてなくなってしまったことです。このあたりは仮にも山手線沿線ですから他の銀行や信用組合の支店があるわけで、万事休すというわけではありません。とはいえ、自営業者にとってメインバンクの支店がなくなるというのはかなり不便です。みずほ銀行は支店閉鎖と同時に、少し離れたところに無人のキャッシュコーナーを設置しましたが店舗が狭くて機械の数が足りません。五十日には行列が出来る店になります。行列の作り方が判ってないオヤジがトラブルを起こしかけたりします。はみ出した行列が隣りの店舗の前を塞ぎます。不良債権の処理やなんかで銀行も大変なのはわかっています。でも、なんで不良債権を抱えるハメになったのかもわかっているつもりですから銀行には同情しません。