エクスルターテ・ユビラーテの続き

 カタカナ表記がいろいろ「イゥビラーテ」という表記もあります。翻訳は「踊れ、喜べ、汝幸いなる魂よ」が一般的で、「踊れ、喜べ」と省略する場合も。アルバムでは「アレルヤ」だけの収録というのも多いようです。K.165。17歳の時の作品で、1773年1月16日初演。歌ったのは前年の「ルチオ・シッラ」初演にもチェチーリオ役で参加したカストラート、ヴェナンツィオ・ラウゥツィーニ(当時27歳)でしょう。ラウゥツィーニはアンガス・ヘリオット「カストラートの世界」(国書刊行会)にも紹介されています。かなりの二枚目で「いつもプリマ・ドンナの役を歌っていた」ということで、当然ながらモテモテでした。モテすぎちゃってトラブルになりかけたこともあったそうです。となると「ルチオ・シッラ」も聴かねばという気になってきますね。図書館で検索かけるとあったあった「ルーチョ・シッラ」。カタカナ表記は様々ですね。そういえばモトGPのチェッキネロもルーチョという表記。
 とはいえ図書館が特別整理に入ってしまい、予約を断念(もう一杯一杯に予約入れているので)。キリ・テ・カナワの「エクスルターテ・ユビラーテ」を聴けるのもちょっと先。ああ、なんかダメだ今日は。