聴いたCD

pecorin9112004-03-25

  • Terry Riley「A Rainbow in Curved Air
    • いかにも電子音楽というミニマル音楽。ヘッドフォンで聴くのもいいし、スピーカで音を絞って環境音楽として聴いてもいい。ヘッドフォンで聴いてたら気持ち良くて寝てしまいました。ぼくの法則では「気持ち良く眠れる音楽がベスト」なので、間違いなくベストです。愛聴決定です。ただ、ライリーのベリー・ベスト盤に挙げる人もいるらしいのですが、ぼくとしてはアコースティックな楽器の音の方が好みです。電子音が嫌いというのではなく、電子音でミニマリズムだと当たり前のような感じがしてしまうのです。輸入盤。

Rainbow in Curved Air / Poppy Nogood

  • Terry Riley「IN C」
    • というわけで、こちらの方がぼくの現時点でのライリーのベリーベスト。ド定番なのもよくわかります。管楽器とパルスやマリンバという打撃系のからみがたまりません。それにどことなく東洋風の、有り体にいってしまえば日本の祭礼を思わせる響きがあり、これまで否定してきたはずの自分の中のローカリティを揺さぶられたりもするわけです。輸入盤。
  • ウィーン少年合唱団「High Mass at The Viennese Court」
    • ヤフオクで落札しました。18世紀初頭のウィーン宮廷で演奏されたカルダーラのミサ曲、ツィアーニ、フックスの宗教音楽。華やかな「2曲の小イントラーダ」(作曲者不詳)から始まって、典雅な世界が拡がります。作曲家も珍しければ、オリジナル楽器とウィーン少年合唱団というのも珍しい。ソプラノはこれまたマックス・エマヌエル・ツェンツィッチ。録音当時13歳くらいのはずですから、ボーイソプラノとしてはギリギリのところでしょうか? アマゾンでも在庫切れですが、少年合唱好きは見つけたら必聴ですね。
  • ヴァンゲリス「ヴォイシス」
    • アマゾンのfangelisさんのレビューによれば「1曲目の「ヴォイシズ」は、2002FIFAワールドカップの公式アンセムにそっくり」とのことですが、これはホント。こちらの方が早いわけですから、公式のアンセムの方が似てるというべきかも? まあヴァンゲリスの幾つかのパターンの一つなのかもしれません。全般的に、鎮静と刺激をほどよく織り込んでいて、脳味噌をマッサージするような感覚です。ぼくは、ヴァンゲリスをかなり情緒的に聴きすぎるのかもしれませんが、なにしろ昨日の今日なので、「メッセージ」とか聴いていると、目頭が熱くなったりして…。なんかもう、涙腺ゆるくなって。