ヘンデルと内田光子と二重唱と
- 内田光子「Perspectives」
- バルトリ&ターフェル「お手をどうぞ/デュエット」
- 指揮はチョン・ミュンフン。「フィガロ」「コシ・ファン・トゥッテ」「ドン・ジョヴァンニ」「魔笛」「セビリャの理髪師」「アルジェのイタリア女」「愛の妙薬」からデュエット曲だけを集めた企画盤。「フィガロ」の「5…10…20…30…」は映画「アマデウス」で、モーツァルトが皇帝に「フィガロ」の説明をする時に使われていました。こういう耳になじみのある曲から始めるのはオヤクソクなんでしょうね。僕は二重唱の、掛け合いの感覚とか、お互いの周りをグルグル廻りながら上へ上へと盛り上がって行くDNA二重螺旋みたいな感じが好きです。一番気に入ったのは「アルジェのイタリア女」第1幕「運命のいたずらか」。まるで漫才のようにテンポのいい掛け合いにうっとり。