つい、二度寝してしまい、10時半起床。
 このところ睡眠不足。
 そのくせ先月から海洋冒険小説シリーズの一気読みを続行中。ジャック・オーブリーものは現行分を読破、現在はアレグザンダー・ケントボライソーものを翻訳順に。
 ボライソーも面白いんだけど、「またまた困った上官パターンかい」と突っ込みたくなることあり。

 そういえば夏コミに「マスター・アンド・コマンダー」のやおい本が出てたという話を思い出しました。英国海洋冒険小説は「男だけの閉鎖空間」を延々描くので、ひじょうにやおい読みしやすいわけです。海洋冒険小説の伝統が、スペース・オペラに流れ込んで、スター・トレックへ至る。スタトレといえばスラッシュというわけですね。ホモソシアル性の高い設定はやおい読みを呼び、やおい読みは「意図的な誤読」を超えて、物語の本質を衝いてしまう。あまり半可通なことを書くと、海洋冒険小説ファンの人からもやおいの人からもトレッキーな人からもお叱りを受けそうなのでこのへんにしときますが、ボライソーものにもそういう要素はきちんとありますとゆーか、意外と濃厚です。ほんとにもー、男同士で惚れたり嫉妬したりで大変なんですから。