たまにはファンタジー

ラプソディ―血脈の子〈上〉 (ハヤカワ文庫FT)

ラプソディ―血脈の子〈上〉 (ハヤカワ文庫FT)

ラプソディ―血脈の子〈下〉 (ハヤカワ文庫FT)

ラプソディ―血脈の子〈下〉 (ハヤカワ文庫FT)

  • 前から鶴田謙二のジャケが気になってて、ついつい借りてしまいました。原書のカバーはルイス・ローヨーだそうで、そっちは見てませんが、かなり印象が違うはず。ローヨーだったらもっと逞しい感じになるかも。ゆったりとした語り口は、いかにも純ファンタジーなのに、ヒロインをはじめ、登場人物はむしろ現代的な屈折感があって、そのあたりはアメリカンな印象です。ぼくはもうちょっと毒のある方が好みですが、これはこれで魅力的なシリーズです。