ソプラノ&ソブラニスタ

 『題名のない音楽会21』は「森麻季岡本知高〜愛の歌」。ハウルの動く城かと思ったら岡本知高だったというのは冗談だけど、相変わらず未来派チックな「建築物的」コスチュームです。森麻季は曲ごとに衣装替えてます。色っぽいしゴージャスですね。曲目は岡本知高が「ある晴れた日に」、「E−I−E−N」、森麻季が「慕わしい人の御名」、「あぁ なんて残酷な」、デュエットでウェバーの「レクエイム」から「ピエ・イエス」。岡本知高ボーイ・ソプラノのパートを歌ったんですが、ボーイ・ソプラノの透明感とは違う(当たり前だけど)。一番、楽しめたのは森麻季の「あぁ なんて残酷な」(『リナルド』のアルミーダ)でした。岡本知高も「涙のアリア」以外のヘンデルをもっと歌えばいいのにね。オリジナルとか日本の歌曲も大事だけど、バロック・オペラなど、歌うべき歌が一杯あると思う。「E−I−E−N」のバイオリン・ソロは神奈川フィルのコンマス石田泰尚。ヘアスタイルも服装もピアスも全部ハデ。