初心にかえって

タリス:エレミアの哀歌

タリス:エレミアの哀歌

  • 時々は声楽を聴かないと落ち着かないので「エレミアの哀歌」。そういえば去年はキングズ・カレッジ聖歌隊の盤を聴きました。今回はヒリヤード・アンサンブルの盤。ヒリヤードはソプラノではなくカウンター・テナーなので、キングス・カレッジのボーイ・ソプラノとはまた違った響きがあります。ぼくはあまりカウンター・テナーは好みではないのですが、ヒリヤードはまた別勘定。気分が空回りしてる時の鎮静剤としても吉。ジャケはECMらしく寒々しい風景です。

21世紀の錬金術師-アルケミスト

21世紀の錬金術師-アルケミスト

  • 古楽はあまり聴いたことがないという人にオススメなのがこの盤。ジャケがなかなかオバカです。「聖母マリアのための晩課」から始まりますが、これがもうティンパニーを加えた編曲で大盛り上がり。マリア様もビックリという感じ。全般的に中世ルネサンスの祝祭、祝典気分の曲が多く、しかもポップにアレンジしてあるので、最後まで飽きずに楽しめます。ケルト、ワールド・ミュージック、ヒーリング、ニューエイジすぎやまこういち系のゲーム・ミュージックが好きな人ならぜひぜひ。