ブックバトン

 ホッツ部長から廻ってきました。
 各種バトンが大流行中で、ぼちぼちチェーンメールじゃないのかとかデータ収集ロボットが暗躍してるとかトラフィックがどーのとか批判も出てきてますが、今のところ実害はさほどでもないと思いますよ。ただ、さすがに次に廻すのがしんどくなってきたので、次の5人は勘弁して下さいという感じ。

◆部屋にある本棚の数
 18本

◆最初に買った(読んだ)本
 最初に読んだ漫画は手塚治虫『キャプテンKen』と横山光輝伊賀の影丸
 最初に自分で買ったのは『次郎物語

キャプテンKEN (小学館文庫)

キャプテンKEN (小学館文庫)

伊賀の影丸 (1) (秋田文庫)

伊賀の影丸 (1) (秋田文庫)

次郎物語(上) (講談社青い鳥文庫)

次郎物語(上) (講談社青い鳥文庫)

◆今読んでいる本
和田洋&NHK取材班・大墻敦『新・電子立国』(全6巻・NHK出版)

  • 図書館のリサイクルで拾う。10年前の本なので書かれた当時の最新の話題はさすがに隔世の感あり。ただし、歴史的記述自体は古びない。絶版だとしたらもったいない。

クラシック―CDで聴く名曲・名盤

クラシック―CDで聴く名曲・名盤

  • この種のガイドは何か発見があるかもしれないと思って借りるのですが、うーむ。一曲につき古楽的演奏とモダン系演奏と歴史的名盤を並列するというバランス感覚がかえって使いづらい。この方法だとモーツァルトの盤はホグウッドに偏っちゃうわけね。15年前の本というのもなあ。


交響曲CD 絶対の名盤

交響曲CD 絶対の名盤

  • というわけで新刊を借りてきましたが、これもものの見事に使いづらい。というのも、歴史的名盤中心で、しかもレコードが基準になっているんですね。CD時代の音源が少ないという頑固すぎるセレクション。これくらい主張がはっきりしている方が本としては面白いんですが、カタログとしてはマニア&コレクター向きで、ぼくのようなつまみ喰い派にはちょっと歯が立ちません。


脳に組み込まれたセックス―なぜ男と女なのか

脳に組み込まれたセックス―なぜ男と女なのか

  • 性差は文化的なものだけではないという刺激的な本。


王朝の性と身体―逸脱する物語 (叢書・文化学の越境)

王朝の性と身体―逸脱する物語 (叢書・文化学の越境)

  • 枕草子』『源氏物語』『平家物語』『台記』における身体とジェンダー。神田龍身「男色家・藤原頼長の自己破綻」。男色の権力ネットワークとしての側面が興味深い。また頼長の男色はマッチョ志向が強く、寺院の稚児寵愛とは一線を画す。マッチョが権力をたてにマッチョを犯すんだけど、受けにした男に逆襲されて攻め受けが逆転しても「これもまた気持ちイイや」とうそぶくあたりもマッチョ。でも女性恐怖。


◆よく読む、または特別な思い入れのある5冊の本

ジョゼフ・フーシェ―ある政治的人間の肖像 (岩波文庫 赤 437-4)

ジョゼフ・フーシェ―ある政治的人間の肖像 (岩波文庫 赤 437-4)

  • 究極の政治的サバイバリスト。


サテュリコン―古代ローマの諷刺小説 (岩波文庫)

サテュリコン―古代ローマの諷刺小説 (岩波文庫)


  • 自分のエロティシズム論の基本の基本。


裸のランチ (河出文庫)

裸のランチ (河出文庫)


ドラキュラ紀元 (創元推理文庫)

ドラキュラ紀元 (創元推理文庫)

  • 三部作の一。ここ近年のお楽しみ本。歴史上の有名人、フィクションの登場人物が膨大に登場する超小説。ヒラコーの『ヘルシング』が好きな人にもオススメか?