高橋悠治

ATAK006

ATAK006

  • すごいなAmazonでも買えるのか。こないだ、以前執筆したムック「宮崎駿の世界―クリエイターズファイル (バンブームック)」の担当編集者から電話があって、このCDの話題になった。知り合いのレーベルだそうで、妙にうれしかった。高橋悠治の名前を最初に知ったのは高校生の時だった。35年くらい前だな。友達に現代音楽に詳しい男がいて、クセナキスとか聴いていた。ぼくにはさっぱりわからなかった。さすがにモンキーズは聴かなくなっていたけど、関西フォーク岡林信康とマウンテンとジャニス・ジョプリンとその頃、目立ち始めた古楽をたまに聴く。そんな感じだった。友達は後に『ロックマガジン』の編集部に入った。だからアーント・サリーはデモテープで聴いたかもしれない。それにしてもこのCDは42年分の電子音楽の集大成。なんだか気が遠くなるような話だ。教えられた時は興味がわかなかった高橋悠治を今になって聴いている。歳を取った今だから聴けるのかもしれない。だから30年分損したとは思わない。なんかぐだぐだの文章になってきたがこのまま続ける。聴けるようになったのは聴き方が変わったからだろう。前は音楽は、特にクラシックや現代音楽というものはかしこまって拝聴するという意識がどこかにあった。今はない。というかかなり薄い。エリック・サティが、かしこまって聴いている客に「歩き回れ、しゃべれ」と要求したという逸話。家具の音楽高橋悠治がサティを弾く。それはわかる。でも、なぜバッハ? という疑問が少しあった。まあ、好きなんだけど。で、「バッハ:ゴルトベルク変奏曲」を聴いて、納得というか、腑に落ちたというか。正直な話、グレン・グールド的というか、ノン・レガートの切れのいいバッハを期待してた。ところが実際は、つんのめるようなゴルトベルクだった。バッハと戯れるような。ああ、これもアリなんだと。


リアルタイム5 翳り

リアルタイム5 翳り

  • そんなわけで、たった今、仕事場に流しているのがコレ。工事をしているような、竹藪でカエルが鳴いているような。もっとぐだぐだと続けたいが眠くなってきた。今書きたいのは小学生の作文のような文章だと突然思う。まだまだぐだぐだ度が足らない。朝、おきました。オカズは玉子焼きでした。美味しかった。昼ご飯は牛丼でした。まあまあでした。という感じでとりとめなく書いていって、その合間合間にふっと思った大事なことをメモするように書ければ面白いな。

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