リヒター

 図書館の新着コーナーにリヒターのゴルトベルク変奏曲があったので「懐かしい〜〜」と即借り。
 カール・リヒターといえば、ぼくが古楽バロックを聴き始めた頃は現役の大スターだったわけです。
 たまには正統的なゴルトベルク変奏曲も…というノリで聴いてみたら、素人耳にも「あららっ!?」というところが随所に散りばめられているではないですか。あわててライナーを見たら、定番の名演盤ではなく、最晩年の来日ライヴ。一部では怪演とまで言われているそうで、確かにこれはスゴイ。高橋悠治のつんのめるような、戯れるようなゴルトベルク変奏曲がステキだと感じる人には超オススメ。めっちゃ面白い。晩年といっても55歳で亡くなってますから演奏当時は53歳。時差ボケで体調最悪だったそうですが、79分間、全く退屈させてくれません。なぜかAmazonでは扱っていないようです。
http://www.core.tdk.co.jp/gt/index01.asp?url=/cjmus01/original01/ori01100.asp

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