15日分追記
15日、終戦記念日。
もう60年にもなるのか。
ぼくの叔父は北支(中国北部)→沖縄と転戦し、米軍上陸前の艦砲射撃で戦死したそうです。
遺骨も残らなかった。
11日。NHKスペシャル 「そして日本は焦土となった」 を見て、暗澹たる気分に。
ただ、米軍内部でも無差別絨毯爆撃に反対する人々がいたというのが救い。
軍事目標に対する精密爆撃を主張する人々が最後まで抵抗したという事実。
彼らは無差別大量虐殺は米国建国の精神からも外れているとまで力説したがダメだった。
ダメだったけど、そういう勢力が存在しえたことがアメリカ合衆国という国家システムの強靱さを物語っていると思う。
現時点では「多数の市民が犠牲になったが、あくまでも軍事目標に対する爆撃だった」というのが公式見解だろうけど、これが180度ひっくり返っても「反対派がいた」という事実が保険になる。
アメリカには「良心があった」と弁護できる。
タフな国だなと思う。