結局、〆切一日遅れで原稿アップ。当初は冒頭に
「クリープを入れないコーヒーなんて…諷刺のない漫画のようなもの」
 という森永のCMにおける手塚の発言を引いて、
「クリープ入れたらあかんがな、コーヒーはブラックやがな」
 と突っ込みつつ、CM放映当時(昭和40年代)の漫画の置かれた地位がせいぜい「子供のオヤツ」だったことや、「漫画はクズだが、諷刺は高尚」だというのが大人の常識だったこと、諷刺は漫画にとって免罪符であり隠れ蓑だった側面も大きいということを指摘し、その上での手塚の台詞を考えると味わい深いデスネというふうなことを書きましたが、その部分はアウトテイクに…。いや、調べれば調べるほど面白くなって暴走しちゃったんですな。
 ついつい森永砒素ミルク事件、グリコ森永事件にまで言及してしまい、このままいくと収拾がつかなくなるのでやめました。

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