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恒例のフレンチ・トーストとオムレツ。
焼きながら、食べながら「題名のない音楽会21」本田美奈子の追悼を聴き、見る。
先日の「誰でもピカソ」の追悼コーナーの最後で「女神になった」云々というナレーションにムカついたので、気合いを入れて見ることはしなかったが、コチラはいい感じの特集だったと思う。
「誰ピカ」は贔屓の引き倒し。誉めればいいというものでもなかろう。ディーバ=歌の女神と呼べる人が過去に何人いたか考えてみるがいい。本田美奈子はチャレンジャーだったと思うし、日本のミュージカルという枠組みでは大したものだと思う。だが「女神」と呼ぶには抵抗がある。途上の人だったし、まだまだ挑戦し続ける人だったと思う。そういう人を神に祭り上げていいのか? と思う。
朝刊を見ると伊藤剛さんの「テヅカ・イズ・デッド ひらかれたマンガ表現論へ」の書評が出ていた。「天才的」とまで評してある。「めでてぇ」と思うと同時に激しく焦る。
てなワケで今日も自分の仕事をコツコツとやりました。
午後、図書館を廻り、読み終えたり、読み切れなかったりしたジジェクやラカン関係を返却し、延長できるものは延長する。エロ漫画批評にとってこのへんはすごく重要なんだとわかっているんですが、やはり難解。でも、斎藤環さんの言ってることも少しはわかるようになった(気がする)。
この歳になって、ようやく難解な本の読み方がわかってきた(気がする)。
同じ著者、同じテーマの本を大量に併読するといいようです。
図書館から借りまくって、並行して読む。
読破する必要はないです。