今年は第九で締める

ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」

ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」

 前にも書いたけど第九の合唱部分の旋律は自分の音楽的原体験に近いところで響いています。ただ、暮れにテレビで視聴してると、合唱に行くまでに飽きちゃうことがほとんどでした。
 暮れに第九ってベタすぎるやん…という意識があったのかもしれません。CDで聴いてもどうもピンとこない。ただ、宇野功芳さんの本に「たとえどんなオケでも第九は実演に限る」みたいなことが書いてあって、それ以来「一度はライヴで体験せんとなー」と思うようになりました。
 しかも、こないだ「何を今更聴くかね?」と感じつつフルトヴェングラーの第九を聴いたら、おっ、ええやん、と耳からウロコ。こりゃあ、ますますもってライヴを聴かないといけんとよ。まあフルトヴェングラーの実演を聴くことはもはや不可能だけどさ。
 というわけで今年のコンサートのシメは27日の西本智実指揮、東響の第九ということに決定。チケットは入手できたのであとは「風邪ひかない」「年内〆切の仕事はそれまでに片づける」この二点さえクリアできればオーライ。
 で、その前哨戦として北とぴあの第九演奏会もいっとこう…と。合唱団は夏に公募してた北区第九合唱団、ソリストは若手中心、金聖響指揮の東京フィルハーモニーで自由席1000円! これは行くでしょう。ウォーキングを兼ねて王子まで行きましたよ。チケット完売でした…。気付くの遅かった。地元すぎて、盲点だったです。まあ、来年もある…と思う。