松本かつぢ展
開催を吉本たいまつさんのMIXI日記で知る。
慌てて自転車で駆けつけました。
松本かつじって誰や? という人の方が多いと思うが、下のコピペを参照して欲しい。
中原淳一に比べると小粒な印象が強かったんですが、それは叙情画家として見た場合に限定されるんだなと納得。
叙情という枠よりはレンジが広い。
初期の少女物から晩年のキャラ物、最晩年の童画まで一気に見ると、表現者の一生を大河ドラマで見るような気分になります。
最後の無邪気な幼児の絵には不覚にも目頭が熱くなりました。
漫画絵はほぼ高野文子。
というか、高野文子の擬古的な描画の元ネタといってもいいでしょう。
少女漫画の先駆けでもあるし、萌えの超原点かもしれません。
そういえば弥生に来たのは一年ぶりで、その時もかつぢを見て感心してたんだよなー。
近いんだし、もっとマメに通わねば。
順路に沿って、華宵、夢二の展示も拝見。
おみやげはクルミちゃんのマグカップ(3種類。各90個限定なので急いだ方がいいですよ)と絵はがきと本。
松本かつぢ----昭和の可愛い!をつくったイラストレーター (らんぷの本―mascot)
- 作者: 弥生美術館,内田静枝
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2006/04/11
- メディア: 単行本
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弥生美術館
http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/
ニッポンのかわいいもの文化の元祖!
没後20年 松本かつぢ 展
松本かつぢを知っていますか?
松本かつぢ(1904〜1986)は昭和初頭に少女雑誌でデビューした挿絵画家です。エキゾチックで華麗な抒情画で中原淳一と人気を二分した一方で、コミカルな漫画にもいち早く挑戦。対照的な画風を自在に操りユニークな存在感を示しました。
かつぢの好奇心と先見性はそれだけにとどまりません。昭和13年に登場した連載漫画「くるくるクルミちゃん」は、少女漫画の先駆け的作品であるとともに、次々とグッズ化され、日本のキャラクターグッズの元祖にもなりました。
また、戦前からディズニーアニメに関心を寄せ作品に取り入れたり、昭和30〜40年代は絵本やベビー用品を手がけたりと多彩な才能を発揮しました。
抒情画、漫画、アニメーション、キャラクターグッズ・・・昭和のかわいいもの文化の歴史をさかのぼると松本かつぢにゆきつきます。かつぢの没後20年目の2006年春、アイディアの塊であった松本かつぢの仕事を一挙公開します。
会 期: 2006年4月1日(土)〜6月27日(火)
開館時間: 午前10時〜午後5時
(入館は4時30分までにお願いします)
休 館 日: 月曜日(祝日にあたる場合は翌火曜日)
料金: 一般800円/大・高生700円/中・小生400円
(竹久夢二美術館もご覧いただけます)
お知らせ: ■ギャラリー・トーク
5月14日(日)午後2時より行います。
ゲストとして松本かつぢの長男と三女が特別参加。素顔のかつぢについて語ります。
かつぢの弟子・田村セツコ先生、鈴木悦郎先生もいらっしゃるかもしれません。
お楽しみに!
ホームページの来館のご案内のところに割引クーポンがあります。