パウル・バドゥラ=スコダ
- アーティスト: Wolfgang Amadeus Mozart,Prague Chamber Orchestra,Paul Badura-Skoda
- 出版社/メーカー: Transart Live
- 発売日: 2005/12/27
- メディア: CD
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もう夢中。
そもそも佇まいがいいですね。
背筋がシャンと伸びて、とても79の爺様とは思えない。
前半はフォルテ・ピアノでモーツァルトとベートーヴェン。
モーツァルトはともかく、音量のないフォルテ・ピアノで「悲愴」がどう響くか?
これが、素晴らしかった。
これも「悲愴」なのかと陶然。
スコダも、納得がいく演奏だったのか、なんと前半終了後にアンコール!
「トルコ行進曲」を足踏みをまじえて演奏。
うわ〜〜…。
後半はスタインウェイでシューベルトとシューマン。
ベーゼンドルファーじゃなかったのが残念といえば残念。
アンコールはシューマン:トロイメライ、シューベルト:ひばりのワルツ、ショパン:練習曲Op.18。
古典派とロマン派で楽器を変えてるわけなんですが、id:ulzanaIIさんによりますと
つまり、最後についにショパンが登場し、ショパンがどういう流れから出てきて、しかもどれほど突然変異だったかが明らかにされて終わるという、見事な配列。
http://d.hatena.ne.jp/ulzanaII/20060521
学者だなあという感じ。
実際、大阪芸大では秋に特別講義を行うそうですが、ピアノの師匠としても高名で、フジ子・ヘミングも教え子の一人。
妻がサイン会に並びました。
握手ありの、会話ありで、もういちいち丁寧に一人づつ応対されるのでした。
妻がサインを頂いて「ありがとうございました」と言ったら「どういたしまして」と日本語で返されたそうです。
来年は80歳記念の世界ツアーです。
もちろん行きますよ。