最初から予定が狂う

 修羅場初日から予定が狂う。
 午前中は雑事に追われ、午後からようやく単行本の図版出しを始めるが、書庫スペースがとんでもないことになっている。
 事務所を構えていた頃は丸々一部屋を書庫にしていたんですが、それをDKの二帖くらいの一角にムリヤリ押し込んである。
 単行本執筆中は本が処分できない。
 某所に雑誌類を寄付してたのも、担当者が辞めちゃって音沙汰なしで溜まる一方。
 図版整理の場所が取れないよ。
 しようがないので雑誌は処分しようと決意。
 後世、エロ漫画雑誌史を編纂する研究者が現れて、
「永山がちゃんと保存してくれていれば…」
 と嘆くことになってもオレは知らん!