ヴィヴィカ・ジュノーの唇

究極のヴォーカル・テクニック ジュノー鮮烈のデビュー

究極のヴォーカル・テクニック ジュノー鮮烈のデビュー

 原題が「ファリネッリのためのアリア」というわけで、カストラートのために書かれたアリアを、Vivica Genauxが超絶技巧で歌いまくるという一枚…なんだけど、確かこれは未聴だったような気が…。と思って検索したら去年(http://d.hatena.ne.jp/pecorin911/20050212)聴いてました。いずれにせよ、今、もう、ものすごく聴きたくなっている。
 何故かというと、
http://www.youtube.com/watch?v=QcFLh9t4RJY
 を見てしまったからなんですね。
 ファリネッリの兄貴が弟のために書いたアリアです。
 当然、とんでもない技巧が要求されるのですが、ジュノーの唇に注目。
 ものすごい高速で唇が振動してますがな。
 この動画をアップした人の表現を借りると
「昆虫の羽のように」
 ということになります。
バルトリの技術とは違う」
 確かに、そうですな。
 見栄えはあまり良くない。
「しかし、声は最高に素晴らしい」
 いや、ホント。
 7分間、めちゃテンション高いまま歌いきります。
 去年も書いたけど、お腹一杯です。
 あと、古楽ファンならば、弦楽器のバロック弓とかにも注目です。