背が低く、頭も悪く、うだつもあがんない
非モテ中年男が、連続殺人狂の集まりに紛れ込んで、「ボクの居場所」を見いだすわけですね。でも一人だけ
シリアル・キラーじゃないので、疑いの目を向けるヤツも出てくる。仕方ないのでそういうヤツは殺す。かくして
シリアル・キラー・キラーになっちゃうわけだが、本人に「殺人者」としての自覚はまるでない。ただただ、クラブにしがみついてる。そこに怪しいFBI捜査官が登場して、主人公をコン
トロールしようとしたり、主人公は純情っぽい女性
シリアル・キラー(得意ワザは犠牲者の
キンタマをバーナーで炙り殺すコト)にラブしちゃったりというブラックユーモアな長編だ。けっこう面白そうなんだけど、これが意外と面白くない。なんでだろ? 主人公がショボすぎるせいかな。