キャサリン・ジェンキンス スペシャルコンサート2006秋
サモン・プロモーションの会員招待で妻と連れだって行って来ました。
イギリスでは人気のメッゾで、CDは何枚か聴いていますが実演は初めて。
出自はクラシック畑。ただ、CDはかなりクロスオーバー寄り。
指揮はアンソニー・イングリス。オケは東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団。
プログラムを見たら、ジェンキンスの12曲のうちクラシックは4曲のみで、後はミュージカル・ナンバー。
舞台の両脇にはPAが鎮座してまして、これはクラシック・コンサートというよりはクロスオーバーだなと納得。てことはマイク使うんだろうなあ…。
管弦楽「セビリアの理髪師」序曲から始まって、ジェンキンスがドリー・バートンの「オールウェイズ・ラブ・ユー」を歌いながら登場するという、ポップスな演出。
このあたり、微妙ですな。
クラシカル・クロスオーバー路線で行くのなら、全部ミュージカル、ポップス、トラデショナルで統一した方が良かったのではないでしょうか? なまじ、管弦楽とオペラ・アリア(「私のお父さん」「ハバネラ」など)が入って、クラシック・コンサートの形式なのがチグハグな印象です。
サラ・ブライトマンのようにミュージカルがメインで、クラシックも歌える。
アンジェラ・ゲオルギューのようにオペラがメインで、ミュージカルナンバーはファンサービスを兼ねて楽しんで歌う(オペラ歌手の多くはこのスタンスですね)。
この二人の大物がそれぞれ自分の立ち位置をしっかり決めているのを見ると、キャサリン・ジェンキンスはまだ揺らいでいるような気がします。
可愛いし、健康的だし、色っぽいという魅力的なキャラクターなので、もう一皮むけて欲しいなあ。
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