朝日のコラムにエロマンガ・スタディーズが…

 本日の朝日新聞夕刊「文化芸能」欄。小川びいさんのコラム「時評圏外」に写真入りで拙著が紹介されている。朝日のコラムなのにちゃんと「貧しい漫画が多すぎる」社説から入っていくあたりが素直に立派だと思う。朝日ってエロの壁がかなり高いはずなんだけどね。

時に暴走するその記述は研究と呼ぶには少々ゆがんでいるかもしれない。けれど、この本の読みどころは、まさにそのゆがんで暴走する部分だ。

「ゆがみ」や「暴走」が何を基準としてどこを指しているのかは不明だが、こう書かれること自体はむしろ本懐だ。オレの本にオレのバイアスがかかっていないとしたら、それはオレの本ではない。