ゲスト講師

 24日は慶應義塾大学文学部設置総合講座 「愛とセクシュアリティI」のゲスト講師として90分、エロマンガについてお話ししてきました。
 講義の内容は、これまで書いたりしゃべったりしてきたことの最新バージョン。エロマンガの多様性、多様な読みの可能性、エロマンガと他のジャンルとの相互的な関係などなど。ちょっと詰め込みすぎて、最後はマシンガンのようにしゃべりました。
 トークライブとはまた違った感覚で楽しかった。
 講義のあと数名の学生が質問にきてくれて、これがけっこう鋭い、あるいは本質的な質問で、手応えがありました。
 今回は、エロマンガ読者が少ないことを前提に概論的な講義でしたが、半年とか一年かけて深いところまで教えたいなあ。
 オレの周囲にも大学や専門学校で教えてる人が多くて、いいなあ、うらやましいなあと思っていたんですが、一回やってみてホントにうらやましくなった。すげー勉強になるし。
 と同時に、一回分の準備だけでも大変なのに、みなさんは半年分、一年分の準備をしてるわけで、ホント、尊敬します。てゆーか、気軽に羨ましがるのはやめて、本気で羨ましがることにするぞ。
 さて、慶応は三田です。駅からすぐです。でも道に迷いました。行く時は何故か余計に角を曲がって気が付けば阿含宗の前、帰り道は研究会仲間の川原さんとご一緒したんですが、門から出るはずが気が付けば何故か小山内薫の像の前で、
「ははは、ボクらおのぼりさんみたいですねえ」
 と慶応内観光…。