泳げない女

堀井彩監督作品『泳げない女』75分
出演・黄金咲ちひろ増田俊樹、佐藤幹雄、辻岡正人、三好昭央、完山京洪、堀哲也、太田真博未浦青、冨木早苗、鈴木明日香、緑川ひかり、稲葉良光、佐藤瑛一、白畑眞逸、谷洋幸、夏柊ナツ、ほりいゆうこ、三坂知絵子、宇田川さや香

 関係者から上映会に招待されていたので、夕方から渋谷へ。
 ほとんどミストサウナの中を歩いているようなウェット&メッシィ感に朦朧としてくる。
 さて、映画だ。
 ストーリーはってーと、東京に出てきた若い女が、悪い男にオモチャにされ、かばってくれたチンピラ中年と同棲。チンピラ中年は一見コワモテながら、コワレた血の繋がりのない妹と暮らしてて、そっちの関係もかなり微妙。しかも実際はヘタレでヤクザもクビになって、粗大ゴミなヒモ野郎に…。一方、ヒロインは再開したイケメンの元彼と身体だけの関係を続けるが……という三面記事めいた痴情のもつれまくりな物語をエロとフェチ味を効かした映像で見せていく。
 上映終了後、トークイベントが開催され、堀井彩監督、黄金咲ちひろ増田俊樹三坂知絵子高取英(ゲスト)が登場。主演の黄金咲ちひろは映画では地味エロな女を演じてるんだけど、リアルの方はド迫力。黄金フェチなドレスつーのもあるが、キンキラキンのオーラが出てます。
 で、ベシャリはみなさんプロなので、トークは痛快愉快爆笑で楽しめました。そこまでは良かったんだけど、
「会場に○○さんがおいでになってますので一言お願いします」
 という流れになって、二人目に指名されてしまいました。ま、招待された時から「もしや」というのはあったので、
「監督はさきほどフェリーニが好きだっておっしゃってましたけど、ブニュエルっぽい感じがしたんですが」と振る。
ブニュエルも大好きです」
「あと、女が服をガンガン重ね着していって、最後に芋虫みたいになっちゃっうところにけっこうクルものがあったんですけど、ああいう発想はどこからわいてくるんですか?」
「あれは、テレビの番組なんかで笑いの効果音とか入れちゃうとお笑いになるわけですが、そういう笑いの中にある悲しみを出してみたかった」
「最後の幼児的な手の動きとか萌えました。新しい萌えを発見させてもらいました」
 とまあ、メモ取ったわけじゃないので文責はすべてオレ。堀井監督に突っ込まないように。突っ込むならオレ、総受けでいいです。
 イベント終了後、高取さんに誘われて、新宿へ。二件ハシゴして久しぶりに色々とお話しできて楽しかった。てゆーか、グチまで聴いてもらったような気がする。酒弱いんで水割り二杯でかなり出来上がってしまいましたよ。
 タクシーで帰還。軽く飯喰って寝る。
 尚、ロードショーは本日16時が最終。
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