コミケ三日目(とりあえずアップ。あとで直すかも)

 さすがに三日連続朝から参加はキツイ。
 実際の販売は営業のみなさんにおまかせしているとはいえ、一般参加者の質問には著者が答えないといけないし、けっこう神経を使う。
 おまけに、初日は冷たい物を飲み過ぎたせいか帰宅後は超ゲリ、二日目は議員の密着取材で東館一周して予定外の体力消費でへとへとになり、疲れが累積している。
 三日目は知り合いも多数参加するし、取材もしなきゃならないし、打ち上げにお呼ばれもしている。
 でも、年に二回のお祭りですから、なんとかする!
 それにしても、やっぱり人大杉
 池袋からりんかい線直通の始発で行ったんだけど、全然効果なし。
 さて、今回は評論島が東館にきたんで、西館無視で行けるかと思いきや、創作系が西館へ……。
 というワケでまずは西館に入る。
 入ってすぐに、よない博士とバッタリ。聞けば博士が手伝っている唯さんトコも西館。
 竹熊さん、あびゅうきょさんのところなどを廻る。
 ちょっと早めについたせいか、まだ来てない知り合いが何人も。
 残念ながら西館に戻ってこれるかどうか自信がないが、仕方ない。
 西館から去ろうとして、竹熊さんトコの傍を通りかかると火野さんと漫画の手帖の関係者と遭遇。考えたら漫手の藤本さんとは面識がないのであった。あとで紹介してもらえばよかったと気づく。
 東館に移動して、論争本の販売ブースへ。
 昼間くんと合流し、売り場責任者の営業担当とちょっと話す。
「二日間の売り上げはまずまずですわ」
「今日が勝負だよね」
「持ち込んだ分は完売したいですよ」
 とか話していると、開場寸前の時間。
 とりあえず回れるところは回っておかないと後がきつい。
 で、一番最初に訪れたのが掘骨砕三さんの日本宇宙旅行協会
 以前、一回ごはん食べただけなんで、再会できて嬉しかった。
 掘骨さんの同人誌は、今、依頼が来ている「コミケの報告」的な仕事では一番に採り上げる所存。
 次のところに向かおうとすると、吉田正高さんと遭遇。
「吉田さん、掘骨さんが来てますよ」
「おおっ」
 さすがに血中マニア濃度が高い吉田さん。ちゃんとチェックが入っている模様。
 さっそく、掘骨さんに吉田さんをご紹介。
 50サークル以上廻るという吉田さんと別れて、ショタ系、女装系、ベテラン島を回遊。買ったり、頂いたりしてどんどん荷物が増える。
 最大の残念はクーロくんの新刊が出てなかったこと。
 うれしかったのはゴージャス宝田さんに王様の自画像を描いてもらったこと。
 二日目も取材だったけど、三日目も取材。
 11時頃、総本部に行って取材申請し、腕章やIDをもらう。
 列のスゴさとか、雑踏とか、その辺の絵を一杯押さえておく必要があるのだ。それらは『マンガ論争勃発3』で使うかもしれないし、使わないかもしれない。
 あと検証班の人が同人誌を唐沢俊一に手渡しすると聞いていたので、それも撮っておこう。
 というわけで評論島に行く。こちらも知り合いが多い。とりあえず宇野くんのトコを覗いて、
「俺の悪口書いてある本はどれよ」
 とご挨拶(こらこら)。
 白田総統とも久しぶりに再会。今度はぜひ総統の演説を動画配信したい。その時には是非、背景に旗を配したいところだ。
 総統の隣が唐沢ブースだったのが妙におかしい。
 ぐるっと回って、検証班さんにご挨拶。帽子はともかく服装が唐沢コスとしては整いすぎ。もっとヨレヨレのシャツとかじゃないと。唐沢のファッションセンスはよくわかりませんが、あれはあれでお似合いだと思う。まあ、スーツとかはあんまり似合わないよね。白田総統は決まりすぎ。東さんはラフすぎ…とファッションチェックしてる俺はその時、適当な古着アロハと黒のリーバイス505といういでたち。コミケのファッションは本にしてみたいなあ。
 検証班さんのところで、漫棚通信さん待ちしていると、藤岡真さん、大野典宏さん、知泉さんなど初対面の方々がお見えになったので名刺交換。結局漫棚さは会えず。
 さて、検証班さんが唐沢に同人誌を渡す現場は無事撮影。唐沢は日記に
「アンチの人が写真を撮りに」
 みたいなことを書いてるそうだが、取材で来てる俺たち以外に撮影してる人は見かけなかった。
「アンチ」とやらは他の時間帯にきてたのかもしれないが。
 ただ、どうも、唐沢は取材以外は原則撮影禁止だってコミケのルールをご存知じゃないらしい。あ、知らないから冬コミでスタッフが堂々とビデオ回してたのか。
 帰り道、東さんが来てたんで、ご挨拶して、冗談を色々と。
 スタッフのテンションが高い。
 検証班ブースのそばを通ると、竹熊さんが来てた。
 なんと三姉妹にモテモテである。
 『Mavo』にサインして渡したりなんかしてる。
 なんかムカつく。
 一旦、論争本コーナーに戻り、たまたま遊びに来てた知り合いのオトコノコと昼間くんと三人で、さらに取材を続行。
 雑踏を撮り、外に出て、まだまだ続く炎天下の列とか、夏雲とかも撮る。
 どんどん体力と水分が逃げていく。
 論争本コーナーに戻ると、あびゅうきょさんが表紙ポスターを携帯で撮っていた。残念ながら今日はカメラ持ってきてなかったそうだ。
 あの対角線魚眼で撮ったみたいなあびゅうきょさんの広角絵が好きなんだよなあ。次の機会には是非、ウチのブースを魚眼で撮って頂きたいと思いました。
 で、『2007-2008』は完売。
 残りの『2』を売るべく、「サインありって言ってください」とスタッフに告げて、希望者に次々サインする。
 頭ボケてるので、とっさに素晴らしい言葉が浮かびません。
 なので、ごく真面目に「マンガに自由を」とか、ふくしま先生作品からのイタダキで「人間自由!」とか、言葉を沿える。
 昼間は悪い方向に頭のネジが外れているのか、「妻を娶らば」とかワケわかんねーよ的な言葉を書いている。
 完売までには今一歩及ばなかったのは残念。もう少し早くサイン本アリにすればよかったと反省。
 閉会後、昼間と豊洲の漫喫で時間を潰して、『淫漫姫』のご招待で打ち上げに参加。たまごまごさん、たーくんさん、へどばんさんなどとお会いして、しゃべりまくり、食いまくる。まだ仕事があるので、お酒はワイン一杯にセーブ。
 色んな方にご紹介されて、すげー嬉しかった。みずきひとしさんにお会いできたのも感激。『巨乳家族』で何回も抜いてただけになんか「ものすごくお世話になりました」感が強い。
 新人の漫画家さん、ブロガー、編集者、ライターが200人以上集合というすごい規模のパーティ。楽しかったけど、コミケ期間中、棚上げしてた仕事にすぐにかからなければならないので、泣きながら帰宅して、唸りながら半徹夜