東京都青少年条例改正案、総務委員会で否決

 朝から雨。
 正午、昼間くんと合流して東京都議会総務委員会へ。
 総務委員会は13時スタート。
 直前の理事会に時間がかかっている。
 隣室の委員会理事会が終了し、自治市民の福士敬子都議が出てきたので「こんにちわー」とごあいさつ。
 ようやく、こちらも理事会が終了したので、ちゃっちゃっと部屋に入って、記者席を確保。
 審議の流れは、いずれ「マンガ論争シリーズ」で録音と議事録に従ってきちんと書くつもりなのでとりあえず、中継のまとめを参照して欲しい。http://togetter.com/li/29183
 今回の委員会、最大の謎は、
「なんでこのギリギリの時期に自公が修正案を出してきたのか?」
 しかも、ほとんど意味のないどころかかえって混乱を招くような文言修正と3年後の見直しという頭の痛い修正案である。
 その答えは、大体想像がつくと思うが、独自の修正案を出さなかった民主・共産・生活者ネットを批判するため。言い換えれば、
「ウチはちゃんと努力した」
 という姿勢を記録に残すためとも言える。
 自公はあくまでも原案通りでなんら問題はないという立場。
 これでは文言レベルではなく、改正案の根本的な問題を問う民主・共産・生活者ネットが賛同できるわけがない。
 もちろん、そのことは自公も判っている。
「ウチは譲歩したんですけどね」
 と言わんがための布石でしかない。
 淺野委員(民主)に、色々突っ込まれた田中副委員長(自民)が混乱して、用意した(?)回答とは別のところを読んでしまったりするのも、例によっての川井委員(自民)のヤジを吉田委員(共産)が苦笑しながらスマートにかわすのも、どこかしら演劇的だ。
 今回の否決によって、本会議でも99%否決されることになる。ただ、残り1%、つまり造反、あるいは急病で欠席者が出た場合、議席数が伯仲しているだけに逆転の可能性がないわけではないということ。そんなわけで、あと二日、胃が痛かったりするのだ。