Apollo et Hyacinthus

 先週注文したテルツのCD「Apollo et Hyacinthus」が届きました。航空便で来るとは予想外。送料13ユーロって…送料の方が高い! アマゾンだったら5ユーロなのに…。総額23ユーロで三千円強というところですか。国内で二枚組のクラシックCDを買うのと大差なしです。ケチなこと言いっこなし。テルツのロゴ入りの航空便パッケージというだけでウレシイ。インボイスにもロゴが入ってる♪(当たり前)。
 そうは言ってもほとんど聴いたことのないオペラ。「外したらどうしよう」という恐れがあったのですが、杞憂に終わりました。
 このオペラは学校での発表会用にラテン語で書かれ、初演時の配役はボーイソプラノ、ボーイアルトだったそうです。海外サイトのレビューなどを見ると、まず、その点を評価する人が多いようです。ジャケにも「世界初のオリジナルバージョンによるレコーディング」とあります。
 ソリストの中ではメリア役のChristian Fliegnerの評価が高い。実際に聴いてみるとその通り。第11曲のアリアにしびれました。CD2のアポロン(Christian Gunther)との二重唱もいいです。
 お話は太陽神アポロがメリア王女と恋仲になり、それを嫉妬した西風の神ゼフィルスが、王女の弟ヒュアキントスを殺害し、その罪をアポロンになすりつけるが…というギリシャ神話をベースにしたもの。というわけでジャケはヒュアキントスの化身である花(ヒアシンス)を抱くアポロあるいは、ヒアシンスを抱くヒュアキントス(どっちなんだ?)。
 LDもあるそうですが、簡単には見つからないだろうなぁ。

参照
http://www.bth.at/boychoir-review/record/toelz/mozart-apollo.htm