読んだ本/聴いたCD

  • スティーヴ・ライヒライヒ・ベスト」
    • 日本向けのベスト盤、「クラッピング・ミュージック」「エレクトリック・カウンターポイント」「ディファレント・トレインズ」「ドラミング」「六重奏曲」「ナゴヤマリンバ」「ニューヨーク・カウンターポイント」「シティ・ライフ」「砂漠の音楽」「ザ・ケイヴ」「18人の音楽家のための音楽(セクション 1セクション 2)」と凝縮しまくったというか、ほとんどサンプラーな一枚。どれを聴いても無限に続けて欲しいと思ってしまうという罪作りな一枚でもあります。
  • 宇江佐真理「玄冶店の女」幻冬舎
    • 妻が好きな作家ということで、影響されてぼくも読むようになりました。タイトルからお富さんと切られの与三郎の話かと思いましたが、歌舞伎「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)」ともほとんど関係ありません。庶民の生活を描く人情噺で、今回も楽しんで読みました。特にヒロインの恋人である寺子屋の先生、取引先の番頭といった男の造型が浅いのが惜しまれます。この人の作品としては凡庸。