ソプラニスタ

 ヤフオクをチェックしてたら「ウイーン少年合唱団 ヘンデル:オラトリオ メサイア2枚組」を発見。以前、この日記にも書いた男声のみのメサイアです。ソプラノのマックス・エマヌエル・チェンチッチ(ツェンチッチという表記もあります)。
 ふと。チェンチッチって、今なにやってんのやろか? と思ったので、検索してみました。1976年生まれということですから、メサイアの頃(94年)は18歳。団員ではなく、ソプラニストソプラニスタ)としての客演ですね。他に同じCapriccioレーベルから男声のみの「モーツァルト:レクイエム」「ハイドン天地創造」(ガブリエルのパート。アルバムの表記ではボーイソプラノとされているそうです)が出てているそうです。ソロアルバムじゃないけど、これは聴いてみたいぞ。ソプラニストとしては他に92年からソロアルバム(プライベート盤)を5枚出していますが、クロアチアだし、インディーズだし、日本に入って来てるのかどうか謎(マニア様なら持ってても全然不思議ではないですが…)。現時点では「メサイア」がソプラニスタとしてのラストのようです。その後、サバティカルに入りました。2000年に復帰してアルバム「Scarlatti: Cantate d'amore」(02年発売)を録音。昨年には古楽器アンサンブルEnsemble Ornamente 99 と「Max Emanuel Cencic: The Vivaldi Album」をリリース。二枚ともカウンターテナーです。この経過を見る限り、彼の場合は「声変わり」が、遅れて18、9の時にやってきたと考えるべきかもしれません。岡本知高はどうなんでしょうか? 身勝手なお願いですが、今のうちに一杯録音しておいて欲しいなあ(鬼畜ですね)。