聴いたCD

  • グレン・グールド「若き日のグレン・グールド
    • 51〜55年に行われた放送録音とライブ音源からということで、ブレイク直前の演奏を聴くことができます。音は悪いです。くぐもっているし、ラッカー盤からの復刻なのでプツプツとノイズ入りまくりです。こういうのを聴いてうれしがるのはどうかと思うなあ…と思いながらも一曲目の「バッハ:クラヴィーア協奏曲第1番」の冒頭部からワクワクしまくってる自分って一体…。しかしまあ、選曲が心憎い。バッハに続いて、ウェーバー「コンツェルトシュトゥック」、バッハのイタリア、ベートーヴェンの六つの変奏曲、バガテルですよ。音は最悪ですが、タイムマシンで半世紀前に飛んで、当時のレコードプレイヤーで聴いてるみたいな不思議なタイムワープ感覚が、それはそれで楽しい。考えてみればぼくが最初のレコードプレイヤーを手に入れたのは67年頃ですからね。ハイファイなんてシャレたもんじゃないです。なんせ当時はまだプレイヤーの回転数が33、45以外に72回転までありました。まだ一部ではSP盤が現役だったわけですね。あ、脱線した。話を元に戻します。この盤はたまたま北区の図書館で発見しました。原題は「The Young Glenn Gould」、他にカラヤン他指揮の「Young Glenn Gould」、最初期の「Young Glenn Gould 1947-1953」がありますが、この二枚は図書館にもありません。もちろん全部廃盤です。気長に探すしかないですね。