読んでいる本

  • ブリューノ・モンサンジョン編著「グレン・グールド対話集 ぼくはエクセントリックじゃない」(音楽之友社
    • インタビュー&対談集。すでにキモの部分は、他の評伝で引用されたり言及されたりしているので、どういう文脈で言っていたのかという資料という感じでしょうか? 今、読んでいるのはラジオ・ドキュメンタリーに関する「そこでラジオが音楽になる」のところです。対位法的ドキュメントってコンセプトは面白いのですが、実際に聴くとどうなのか? ジェフリー・ペイザントも、何回か聴かないとわからん…みたいなこと書いていました。ヴォイスと効果音による現代音楽と考えればいいのか? 少なくともぼくのヒアリング能力では「日本語字幕付き映像版」でも作ってくれないかぎり単にわけがわからないんじゃないかと思います。巻頭の「ジャック・キャロルのフォト・ルポルタージュ」はファンサービス的で楽しめます。水泳用の肩まで届く黒のゴム手袋の写真が「ラバー・フェティッシュ・プレイの小道具」みたいでコワイです。こんな手袋着けて泳いでる人を見たら、普通はほぼ100%、そっちの趣味の人と認定されてしまいますね。