おさんぽ大王

 妻と滝野川図書館→旧古河庭園→商店街を散歩。妻が図書館カードを忘れてきたので、ぼくのカードで声楽曲を二枚、予約してあった高橋悠治、グールドなどを借りました。旧古河庭園はガーデンコンサートの当日ということもあって人出が多いわ、結婚式もやってるわ、軽食や植木屋さんの屋台も出ているわの大繁盛。目的は8割くらい咲いている薔薇。先月来た時に、蕾からすでに芳醇たる香りの「芳純」という薔薇があって、さて開いてからはどんな香りか…というのが楽しみだったのですが、意外にも咲いてしまうと普通の薔薇と変わらない程度の匂いに落ち着いています。大輪の白薔薇「プリンセス・ダイアナ」の隣りに咲いているやや小振りな白薔薇には「マサコ」とあります。我が国の皇太子妃殿下でしょうか? 気のせいかあまりお元気そうに見えません。
 ぼくは現在の皇室制度には批判的な人間ですが、今回の皇太子殿下の御発言には心を打たれました。それに対する役人たちの鈍感な発言には開いた口がふさがりません。役人たちは結局のところ「制度」に仕えているだけで、個々の皇族に対する敬愛の念というのはあまりないのだなと感じました。ああいう御発言があった以上、「思い当たることがない」とか「殿下に真意をおうかがいしたい」とか言う前に、自らの言動をきちんと調査して改めるべきは改めるのが筋でしょう。