グレン・グールドによるゴルトベルクの演奏時間

  • 1954年:ラジオ録音:42'30
  • 1955年:スタジオ録音:38'24"
  • 1959年:ザルツブルグ音楽祭ライヴ:36'58"
  • 1981年:スタジオ録音:51'20"
    • 1981年:スタジオ録音(ビデオ):51'08"

 55年、みんな「はやっ!」と驚いたんだけど、59年にはさらに高速。最終録音は横綱相撲ですね。81年の二種についてはグールドの編集マジックが使いにくいビデオと、おそらくキッチリ編集したであろう音声ではテイクが違うという話は聞いていましたが、実際にライナーで確認すると(耳で確認できない…)、計12秒の差がありました。CDはライナーのトータルタイム。LDはトータルタイムが記されていないので、レコードごとに+−を確認。もちろん、各レコード±1秒程度ならば誤差の範囲内でしょうが、冒頭の「アリア」が13秒短いというのは別テイクと考えてもいいと思います。なんでこんなめんどくさい比較をやったかというと、煮詰まってるわけですね、このオヤジは。仕事が全然進まない…。