聴いたCD

  • ワンダ・ランドフスカ「バッハ名演集」
    • CD1がゴルトベルク(二度目の録音)他、CD2が2声のインヴェンション他を収録。チェンバロ復興のエバンジェリストと言うべきランドフスカの60代後半から80代までの演奏を聴くことができます。SPからの復刻なのでノイズは多少入りますが、苦になるほどではありません。独特の音色です。金属質で、濁ったような響きがあり、時としてピアノのようにも聞こえます。そのせいか、古い演奏にもかかわらずモダンな印象を受けました。一度は聴いておかねばという動機で聴きましたが、そうした教養主義を超えて一聴の価値はあります。面白かった。これもまた、おばあさんのバッハ。やはりハズレなし。