• ピエール・フルニエ「J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲第4、第2、第6番」
    • 誕生日の予定が完璧に狂ってますね。ビルスマの発売延期、鳩山郁子は我慢しきれずに読んでしまうし、おまけに風邪ぶりかえし中だし、というわけで、今日も今日とて仕事しながら、音楽を流しまくり。さて、フルニエの無伴奏後半戦。無伴奏チェロの中でどれが好きかというと第1番、第6番、しかし第4番もいいなあと聴きながら思う。ブーレーが好き。ジーグが好き。ライヴ第二夜で、たまたま風邪引きの人がいたのか、曲の間だけでなく演奏中にも咳が入ってます。でも、それもライヴならではの臨場感。フルニエも乗ってます。攻めてます。端正なんだけどグイグイ来ます。こちらも本人の解説入り。この曲順は第1番〜第6番の順番だと二回に分けた時にバランスが悪いからという理由だそうです。
  • マイケル・ナイマンガタカ
    • オリジナル・サウンドトラック。なんと24曲も入っています。とはいえ映画と同じ並びで、細切れ感はなく、むしろ壮大な一つの曲として聴けてしまいます。美しい旋律で堂々の朗々たる歌いっぷり。もちろん、浮き立つような「ビカミング・ジェローム」という「攻め」もありますが、全体的には重厚でこってり。
  • マイケル・ナイマン「キャリントン」
    • これもまた、ナイマン節です。メロディはひたすら美しく。ノリノリで攻めるところは攻める。飽きそうでいて飽きない。しかし、一番の好みはというと「英国式庭園殺人事件」。
  • マイケル・ナイマン「コックと泥棒、その妻と愛人」
    • なんかナイマンを浴びるように聴いてますね。さて、これはグリーナウェイ作品のサントラです。最後のボーイ・ソプラノ(ロンドン・ボイセスとのみクレジットされています)の「MISERERE」が印象的。で、今回、驚いたのはプロデューサーのデヴィド・カニンガムがフライング・リザーズのデヴィッド・カニンガムで、フライング・リザーズのライヴはマイケル・ナイマン・バンドが母体になっているという事実。そんなことも知らずにナイマンを聴いてたのか!? と言われそうですが、現代音楽の方からナイマンを聴き始めたのだから仕方ない。ナイマンからバラネスクを聴き始めて、知人に教えられて初めてYMOカバーがあると知ってビックリしたのと同じです。そういう脈略というものがある。フライング・リザーズは好きで、LPも持ってます。今でも79年の「マネー」とか憶えてます(てゆーかヒットしたし)。ちなみにデヴィッド・カニンガムはぼくと同じ生まれ年です。グリーナウェイ+ナイマン+カニンガムのサントラは20枚くらいあるそうですが、全部聴けるのか? ナイマン幅広すぎ! オブスキュアから出たデビュー盤も聴いてみたいし。