2004-09-24 ■ 音楽 小野リサ「ボッサ・カリオカ」 メッチャ好きというわけでもないのに、小野リサはけっこう聴いています。基本的にサンバ、ボサノバ好きというのもあって、その上にあの声がぼく好みなのでしょう。ぼーっと聴いていると「マリア朝よ」で、日本語の歌唱が入ってきて「おっ」となります。日本語詞は伊勢正三がジョビン・ファミリーと日系移民80周年記念コンサートで共演した時に作ったもの。この盤にもパウロ・ジョビン(プロデュースも)、ダニエル・ジョビンが参加。アントニオ・カルロス・ジョビンの曲を中心にパウロ、小野リサの曲で構成されていて、ボサノバどまんなかという感じ。体調イマイチの時にぼんやり聴くには最適です。現行盤は新ジャケ。 ASIN:B00005GM9T ライ・クーダー&キューバン・ミュージシャンズ「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」 話題になった頃、聴きたいと思いながら、まあ、いいか…と流した盤です。ラテンの原型がぎっちり。荒削りで、奥行きがあって、ゴッタ煮的。突然、「シエリトリンド」の引用があったりして、カリブ的な混沌も感じました。映画も観たい。 ASIN:B00005HGVA 熊本マリ「Taboo〜Viva,Latin Dance!」 キューバ音楽中心の舞曲集。静かな曲が多いのでBGMにも最適です。キューバ、ラテンというローカリティはほとんど感じません。あくまでも熊本マリのピアノ・アルバム。 ASIN:B00005HM24 曽根麻矢子「J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲」 ゴルトベルクはいいなあ。ぼくが好きなのはグレン・グールドの晩年バージョンですが、これもいい。グールドの演奏がモダンで研ぎ澄まされている分、逆に魂の深いところに効いてくるとすれば、こちらは繊細できらびやか。楽器の違いもありますが、切り子細工のような、こわれもののような、キラキラした感じです。これはこれで気持ちよく、思わず居眠りしてしまいました。 ASIN:B00005HI48