• 小野リサ「ボッサ・カリオカ」
    • メッチャ好きというわけでもないのに、小野リサはけっこう聴いています。基本的にサンバ、ボサノバ好きというのもあって、その上にあの声がぼく好みなのでしょう。ぼーっと聴いていると「マリア朝よ」で、日本語の歌唱が入ってきて「おっ」となります。日本語詞は伊勢正三がジョビン・ファミリーと日系移民80周年記念コンサートで共演した時に作ったもの。この盤にもパウロ・ジョビン(プロデュースも)、ダニエル・ジョビンが参加。アントニオ・カルロス・ジョビンの曲を中心にパウロ小野リサの曲で構成されていて、ボサノバどまんなかという感じ。体調イマイチの時にぼんやり聴くには最適です。現行盤は新ジャケ。
  • 曽根麻矢子J.S.バッハゴルトベルク変奏曲
    • ゴルトベルクはいいなあ。ぼくが好きなのはグレン・グールドの晩年バージョンですが、これもいい。グールドの演奏がモダンで研ぎ澄まされている分、逆に魂の深いところに効いてくるとすれば、こちらは繊細できらびやか。楽器の違いもありますが、切り子細工のような、こわれもののような、キラキラした感じです。これはこれで気持ちよく、思わず居眠りしてしまいました。