OTAKU


 午前中になんとか単行本の第一部をアップ。
 午後、研究会へ。
 今回は東京都写真美術館で開催されているOTAKU展を観覧して、森川嘉一郎さんのスライド・ショーを見るという企画。
 OTAKU展自体は、前情報で知りすぎているのと、あまりにも見慣れた光景であるため驚きはないのですが、この密度はやはり圧倒的です。特に、普段アキバやコミケに行かないヒトは必見でしょう。個人的に面白かったのはオタクの部屋のミニチュア展示。実は知人の部屋が再現されているという覗き趣味もあったわけですが、いやはや、みなさん濃ゆいですよ。それぞれの個性というか因果というかカルマがにじみ出てて、唸ってしまいました。アキバ&コミケという「公開の場」とオタク部屋という「プライベート」が同時に展示されることにこそ意味があるわけです。
 スライドショーはビエンナーレの裏話が中心。ナマのナレーション付きメイキングビデオって感じですね。実際の設営、イタリアではあまり蛍光灯を室内照明使わない、地元の業者を使わなければならない、輸送費や保険のコストが大きい、レンタルボックスはアクリル板を提供してもらって製作は発注などなど。カタログ製作の実際なんかも見ることができました。メイキング編を本にしても面白いんじゃないかなあ。同人誌にしてコミケに出品つーのもアリかと。
 夕方から飲み会に突入。単行本の担当編集者も来ていたので、とりあえずプリントアウトを渡し「3月中には全部渡す」と自分で自分の首を絞める宣言をしてしまいましたよ。