参考資料メモ

石ノ森章太郎のマンガ家入門 (秋田文庫)

石ノ森章太郎のマンガ家入門 (秋田文庫)

  • 手許にあるのはハードカバーの正続。ぼくが小学生の時に出た本です(初版65年)。物語の作り方のイロハはこれで全部おぼえた。もちろん漫画家志望でした。漫画家か漫才師か小説家になりたかった。その夢の一部は実現しましたが、漫画でも小説でも、それだけで喰えるようにはなってないというあたりが、人生半ばを越えてまだまだ途上という感じ。まあ、漫画描く方に復帰することはまずないと思われます(もはや手が動きません)。さて、本書は石森自身が自作『龍神沼』を教材に漫画表現のノウハウを懇切丁寧に教授するという、当時としては画期的な一冊でした。昔の漫画少年は本書を舐めるように読んで漫画の描き方をおぼえたものですが、ふと思ったのは、本書の自作解析が後の漫画表現論へとつながっていったのではないか? ということです。

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