今日のベストはクロノスQかな?

ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲

ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲

 先日聴いたヒラリー・ハーン演奏に続き、ギドン・クレーメル演奏のヴァイオリン協奏曲ニ長調(作品61)。アーノンクールとヨーロッパ室内。別に聞き比べをしようと思ったわけじゃないんですが、他にチョン・キョン=ファ演奏のも借りています。なんか発作的に借りたんだな。



フランギス・アリ=ザデーの音楽

フランギス・アリ=ザデーの音楽

 大好きなクロノス・カルテットアゼルバイジャンの作曲家フランギス・アリ=ザデーと作ったアルバム。「アプシェロン五重奏曲」「ピアノのための音楽」ではフランギス・アリ=ザデーもピアノで参加。元のアルバム・タイトルは「Mugam Satagi(ムガーム・サヤギ)」。ボリュームをMAXにしておかないと聞き取れない水滴の音から始まって徐々に高まっていく。静と動、寂と激が交錯する。この音楽を心底味わうには防音性の高いリスニング・ルームまたはヘッドフォンでの再生が必要でしょう。さもなきゃライヴですね。中近東音楽のエキゾティシズム以上に現代音楽的で、「オアシス」の一部では(クロノスが演奏してるせいもあるのか)ライヒの「ディファレント・トレインズ」(asin:B00005HHFY)を想起しました。



 というわけでチョン・キョン=ファ演奏のヴァイオリン協奏曲ニ長調(作品61)も聴きました。クラウス・テンシュテット指揮、ロイヤル・コンセルトヘボウロンドン・フィルのライヴ録音。ブルッフ「ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調」とのカップリングというのが面白いなあ。てゆーか、ブルッフってあんまり聴いたことないし。解説は著書でもキョン=ファを推してる宇野功芳さんという定番ぶり。



 となると五嶋みどりも聴かないと…と思ったんだけど、なぜかバルトーク。ズービン・メータ指揮のベルリン・フィル。借りたのは最初の盤ですが、上のジャケはデビュー20周年記念で再発になった盤です。デザインは一緒ですけどね。みどりさんが10代の天才少女だった頃です。メータも若いですね。