コンサートが終わって、家に電話したら、留守中に友人の訃報が入ったと…。
 あまりの衝撃に呆然、朦朧として家路につく。
 帰宅後、仮にも年長者であり、呆然としているわけにもいかず知友間で連絡を取り合う。
 今はまだ何も書けない。
 考えられない。
 いや、様々な想いが去来するも「詮無きこと」という言葉が覆い被さってくる。