猥雑なる中世

ART OF THE BAWDY SONG

ART OF THE BAWDY SONG

 直訳すると「猥褻な歌の芸術」となるか? 中世・ルネサンス期のイギリスの酒場で歌われた猥雑な数々のバラッドを集めたアルバム。浮き立つような楽しさがあります。酔っぱらったような崩しっぷりに出会ってニヤニヤしたりとか。譜面に忠実にというよりは雰囲気を重視したノリノリの録音。楽しんで作ったんだろうなあ。ジャケから酔っぱらいのオヤジですもんね。ケルト音楽好きにもお薦めです…てゆーか、ケルト音楽自体、この頃の音楽が原型を保った形で伝承されたものと考えた方がいいのかもしれません。器楽もいい感じです。インスト曲はしっとりと聴かせませ宇。ボルティモア・コンソートはイギリスの中世
ルネサンス音楽を専門とする古楽団体。