フィリッパ・ジョルダーノ

プリマドンナ

プリマドンナ

 ジョルダーノを聴くのは、これが二枚目。以前、聴いた「フィリッパ・ジョルダーノ」は、キレイなんだけど、ポップス寄りのマイクを使った小技が鼻について手許に置きたいってほどでもなかった。今回のはかなりイイ感じ。もちろんクロスオーバーな歌唱なわけですが、本人も楽しんでる(と思わせる表現になっている)分、あざとくなく、素直に楽しめました。テクニックがあって、その上で自在に遊んでます。「セビリアの理髪師」の「今の歌声は」なんか、もうほとんど小鳥の囀りのような高音部を堪能。最後は、テープの早廻しとしか聞こえません(そうなのか?)。