伊奈英次

写真の現在3
臨界をめぐる6つの試論
Photography Today 3: Resolution/Dissolution

  • 出品作家:伊奈英次、小野規 、浅田暢夫、北野謙、鈴木崇、向後兼一
  • 会場:東京国立近代美術館 ギャラリー4(2階)
  • 会期:2006年10月31日(火)〜12月24日(日)

http://www.momat.go.jp/Honkan/PhotographyToday3/index.html

講演会11月3日(金・祝) 18:00〜19:30

  • 小野 規(写真家、出品作家)
  • 「パリと写真 共有された歴史」

12月1日(金) 18:00〜19:30

  • 伊奈英次(写真家、出品作家)
  • 「自作について(仮題)」

いずれも当館地下1階講堂にて
聴講無料、申込不要、先着150名



 オープニングのご招待がきた。
 個展ではなく企画展に伊奈英次を見に行くのも久々。
 伊奈の作品は「WATCH」(02)、「COVER」(05)の2シリーズからのピックアップのようだ。
 いずれも個展で見ているのだが、展示空間によってどう見え方が変わるかが楽しみ。
 ちなみに「WATCH」は東浩紀大澤真幸の「自由を考える」のジャケや扉に使われている。東浩紀読みなら見たことがあるはず。東さんから献本をいただいた時には「知人の本に、別の知人の作品が使われていて、その二人の知人の間には直接面識がない(今は知らんが)」というのが妙におかしかった。
 さて、伊奈以外の写真家の作品も面白そう。
 浅田暢夫「海のある場所」は、海と空を定点観測的にとらえた連作で「とにかく雲がもくもくしてて海面が波立ってる絵が好き」なオレとしてはたまらんし、北野謙の同一の職業の人のポートレートを重ね焼きした「our face」プロジェクトにも興味津々。
 12/01の講演会は行けたら行こう。