Through the Looking glass

鏡の国のアリス

鏡の国のアリス

 発売当時話題になったムローヴァのアルバム。ジャズ、ポップス、アフリカ音楽を題材にしているが、クラシック・ヴァイオリニストが他ジャンルに挑戦した…という感じでもなければ、クロスオーバーでもない。原曲を知らなければ、現代音楽に近いと感じるかも。てゆーかクロノス・クァルテットの「紫のけむり」(ジミヘン)が好きならば、スッと入っていける。邦題は確かに原題の訳として外れてはいないが、ルイス・キャロル的なものを想像すると当てが外れると思う。