出版の自由が危ない 連続セミナー?

▼第7回▼
児童ポルノ条例」を考える!
──東京都青少年健全育成条例、改悪反対!

東京都は18歳未満を対象とした児童ポルノの規制強化のため、
3月の都議会において「都青少年健全育成条例」の改正を目指していていたが、
内容に問題が多く、漫画家や出版社団体の強い反対で、
3月議会での成立を諦め、6月の継続審議とした。
流対協も反対声明を採決前に都議会各派に送った。

──改正案は何が問題か

今回の都の青少年条例改定には、すでにある児童ポルノ規制の範囲をこえて、
実在しない児童を描いたマンガ等を含めて拡大解釈され(非実在青少年)、
規制強化をしているのは、表現の自由を著しく損ねる恐れがある。

都民に「児童ポルノをみだりに所持しない責務を有する」とあるのは、
権力による恣意的運用の危惧があり、逮捕、えん罪の起こることの疑念がある。
そもそも児童ポルノの定義が曖昧なままでの単純所持の新設は、
昨年国会において、児童ポルノ処罰法が上程されたが、
単純所持の処罰化に疑義が呈され、廃案になったものである。

●日時/5月18日(火)18時30分から
●場所/文京シビックセンター 5F・会議室B
●講師/山 了吉氏
(出倫協副議長/雑誌協会編集倫理委員長)
週刊ポスト』デスク、『女性セブン』副編集長などを歴任、
大久保清事件(誘拐殺人)、プロ野球黒い霧事件
なかにし礼・衝撃の告白事件などを担当

●参加費/1,000円
(流対協会員500円)