聴いたCD

pecorin9112004-02-14

  • Wey Family「CONCERT TOUR 2003」の続き
    • 収録曲は全20曲。書き写すのは面倒なのでやめときますが、トマス・アーン「蜂が蜜を吸うところで(テンペスト)」、トマス・モーリー「彼氏と彼女が(お気に召すまま)」、ロバート・ジョンソン「聴け、聴け、雲雀の声を(シンベリン)」、ジョン・ウィルソン「その唇を持ち去ってほしい〔尺には尺を〕」、「柳の歌(オセロ)」などなど、シェイクスピア劇の歌を集めたLorin Wey の新譜「Hey, Ho, the Wind and Rain」と重なっているのがけっこうあります。03年のツアーは新譜のプロモーションを兼ねていたのかもしれません。そういう意味でもファン用の私家版という位置づけなのでしょう。確かにベストな録音ではありません。客席の咳払いなんかも拾ってるし、かなりノイズが入る楽曲もあります。でも、昨日も書いたように、これが実に楽しい一枚。Lorinのシェイクスピア・ソングに続いてシュッツ、テレマンヘンデル、バッハ、モーツァルトという展開(後略)なんですが、リコーダー演奏(テレマン「トリオソナタ」)も聴かせるし、声変わり後のTerryのカウンター・テノールで「オンブラ・マイ・フ」(ヘンデル)というのも嬉しい(こちらはTerryの新譜「Terry Wey Soprano Alto Tenore」と重なります)。おまけに大好きなカンタータ「羊は安らかに草を喰み」が入っているじゃないですか。これはこれで繰り返し聴くことになりそうです。
  • ボーイズ・エアー・クワイア「ボーイズ・オン・バッハ」
    • 「羊は…」はこちらの盤にも入っています。てゆーか、タイトル通り、バッハの美味しいところを集めてコラージュしたみたいな一枚。なにしろ「G線上のアリア」を歌っちゃいますからね。シングルシンガーズとか思い出しましたが、こちらはポップスっぽさはなくて、ひたすら透明という、悪人も善人になっちゃうんじゃないかと思うくらいの透明さです。寝てないので、書いてることがへろへろ。ダメだ俺。