今読んでる本
- 竹下節子「バロック音楽はなぜ癒すのか」（音楽之友社）
- 音楽療法とかヒーリング系の本かと思ったら、フランス・バロック音楽とその身体性について書かれた本。まだ半分くらいしか読んでないけど、これは当たりでした。宇宙の調和という抽象思考から、思考と身体性が融合したフランス・バロック。東洋的身体観との共通性。バロック的なメソッドなどなど興味が尽きません。鍵盤奏法のメソッドなんかはキーボードで文章を書くのにも応用できるかも。ぼくはどうもタイピングに違和感を覚えます。ワープロから数えれば20年近くタイピングしているにもかかわらず、ホームポジションを守れない。身体で憶えた位置感覚で叩いています。だいたい、小指まで動員しなきゃならないタイピングって最初から無理があると思いますよ。筆者はフランス在住の比較文化研究者であると同時にヴィオラ奏者。
