聴いたCD

  • ハイドン:ミサ・スント・ボナ・ミクスタ・マリス」
    • 表題作は83年に発見されたミサ曲の断片(キリエ、グローリア)。わずか6分少々ですが、実に美しい作品。他の作品はハイドンハイドンかもしれない小品たち。いずれも華やかで、全体として「見つかって良かったぁ」感がみなぎっています。春先の散歩にもぴったりという感じ。演奏はオリジナル楽器のターヘルムジーク・バロック管弦楽団、ラルキブデッリ、アンナー・ビルスマ、アンソニー・ウッドロウ、ボブ・ファン・アスペレンなど。ソプラノはマリー=クロード・ヴァラン、アン・モノイオス。合唱はシュミット=ガーデン指揮のテルツ少年合唱団。テルツのファンとしては最後の「ミサ・ブレヴィス『サンクティ・ヨアニス・デ・デオ』」のベネディクトゥスボーイソプラノ・ソロが聴けるというのがちょっとラッキー。
  • グレン・グールドをめぐる32章」
    • グールドをネタにした映画のサントラです。ぼくは映画を見てないのでなんとも言えませんが、あまり誉めているのを聴いたことがありません。でも、このサントラは悪くないです。お約束の「ゴルドベルグ」から始まって、「フーガの技法」で終わるという、美味しいトコ取りで、グールド好きならニコニコと楽しめるでしょう。グールドを聴いたことがない人には格好のサンプラーになるかもです。グールド漬けになりたい時ではなく、軽く楽しみたい時にはいいですね。
  • クイケン四重奏団モーツァルト:プロシャ王四重奏曲第2番」
    • 図書館に行ったら入ってました。これでプロシャ・セットを一気に聴けます。ハイドン・セットはいつでも聴けるので、とりあえずこちらから。仕事の休憩に、脚を別の椅子にのっけてリラックスして聴いていると、案の定寝てしまいました。これもぼくにとっての至高の盤というわけです。